携帯ショップの店員がdocomoのsmartあんしん補償を細かく分析した結果オススメできなくなりました

  • 2024年9月1日
  • 2024年9月1日
  • 携帯

こんにちは、Yuta です。
カナダの携帯ショップにて2019年から店員として働き、現在管理職のシニアマネージャーをしています。

最近カナダから日本へ来店されるお客様が多く、日本の大手携帯キャリアの docomo の smartあんしん補償に関しての質問を聞かれました。残念ながらその際は他社のサービスなので回答できませんでしたが、その後興味本位で docomo の smartあんしん補償について調べてみました。

docomo の smartあんしん補償を細かく調べた結果、結論を先にお伝えすると残念ながら docomo の smartあんしん補償はオススメしません。

この記事では docomo の smartあんしん補償を分かりやすくかんたんにまとめたサービス内容と比較、そして docomo の smartあんしん補償に代わるサービスを紹介しますのでこの記事が気になる方は最後までご覧ください😌

docomo の smartあんしん補償とは

docomo の smartあんしん補償は docomo が提供しているスマートフォンやケータイ、タブレットなどの保険サービスです。
普段の生活に欠かせないスマートフォンをうっかり落としてしまって壊れたり、旅行先で盗難や置き引きなどにあって無くなってしまった場合のサービスが docomo の smartあんしん補償です。

docomo の smartあんしん補償のサービス内容は docomo で購入したスマートフォンが故障・破損、紛失・盗難などのトラブルにあった際に1年間に2回まで同じ色で、同じ機種の新品と交換できます。
例えばdocomoで iPhone 15 のピンク色を購入して故障した場合、docomo の smartあんしん補償に加入していれば新品の iPhone 15 のピンク色が再び利用できます。

またドコモで修理する場合の修理代金をサポートされます。
iPhone の場合は全損(内部基板の変形・破損)・改造(ソフトウェアの改造も含む)以外、Android の場合は水濡れ・全損(内部基板の変形・破損)・改造(ソフトウェアの改造も含む)以外が対象となります。

スマートフォンを落して壊したりしがちな人には安心ですね。

docomo の公式サイトを見ると過去に提供している故障・紛失サポートサービスがあって分かりにくいですが、この記事を執筆している2024年8月25日時点では下記が smartあんしん補償のサービスとなります。

au、ソフトバンクは Android と iPhone で異なる保険がありますが、、docomo は Android・iPhone に関わらず「smartあんしん補償 | サービス・機能 | NTTドコモ」へ加入します。

下記にでは smartあんしん補償の内容をかんたんにまとめました。

smartあんしん補償

サービス内容

交換電話機

水濡れや紛失、全損などに購入時と同じ端末の交換。1年間に2回まで。

故障時の修理代金サポート

docomo で修理する場合の修理代金をサポート。修理受付終了まで。

ケータイお探しサービス

紛失したスマホのおおよその位置を検索することができる「ケータイお探しサービス」の月額料金が無料。

イエナカ機器補償

パソコンやゲーム機等、インターネットにつながるデジタル機器で docomo が指定するものが故障・破損した際に、修理や代替品の提供により補償。

交換電話機と併せて1年に2回まで。

リンク:イエナカ機器補償

スマホ不正決済補償

QRコード決済などが不正利用の被害に遭われた際に、決済事業者等の補償金額を超過した分を最大100万円まで補償。

リンク:スマホ不正決済補償

携行品補償mini

外出先で身の回りの持ち物が盗難や破損などの被害に遭った場合に最大1万円の補償を受けられる保険(自己負担額:1事故につき3,000円)。

リンク:携行品補償mini

料金(月額料金)

330円、605円、880円、1,100円

DIGNO® の料金は「こちら」を参考にしてください。
arrows の料金は「こちら」を参考にしてください。
AQUOS の料金は「こちら」を参考にしてください。
Xperia の料金は「こちら」を参考にしてください。
Galaxy の料金は「こちら」を参考にしてください。
Google の料金は「こちら」を参考にしてください。
iPhone の料金は「こちら」を参考にしてください。

docomoのsmartあんしん補償よりもオススメなモバイル保険

引用:モバイル保険

カナダの携帯ショップ店員が「docomo の smartあんしん補償」よりもオススメするスマートフォン向けの保険は修理費用全額保証【モバイル保険】です。

「モバイル保険」とは東京にある「さくら少額短期保険株式会社」が運営しているモバイル通信機器専用の保険サービス。
スマートフォンはもちろん、ノートパソコンやタブレット、Switch など合計3つのデバイスを保険にかけれます。

実際に「docomo の smartあんしん補償」と「モバイル保険」を比較します。

smartあんしん補償 とモバイル保険の比較

smartあんしん補償モバイル保険
対象デバイスdocomo で2022年9月15日(木曜)以降に発売された iPhone と Android スマートフォンスマートフォン
パソコン
ノートパソコン
タブレット
イヤホン
ゲーム機など
対象デバイス数1台3台
対象者docomo 契約者18歳以上
(17歳以下の方は未成年者名義で契約可能)
加入条件購入時のみ※1購入から1年以内
月額費用330円
550円
605円
825円
880円
990円
1,100円
700円
交換電話機費用330円の場合
5,500円

550円、605円の場合
8,250円

825円、880円の場合
12,100円

990円、1,100円の場合
12,100円
0円
修理時の
自己負担金
Android
(保証対象外の場合)
上限3,300円

iPhone
(保証対象外または2年目以降の場合)
上限5,500円
0円
保険金年間上限10万円
法人契約
故障・破損・水没
盗難
紛失
バッテリー交換
交換電話機
年間利用回数
2回何回でも

※1:docomo へ乗り換えから14日間以内であれば、他社スマートフォンも smartあんしん補償へ加入できるが、サービス内容が制限されるのでオススメしません。詳細は smartあんしん補償 | サービス・機能 | NTTドコモ の「お持込機種での「smartあんしん補償」について」を参考にしてください。

docomo が提供するスマートフォン専用保険「smartあんしん補償」と「モバイル保険」を比較した際に「smartあんしん補償」はスマートフォンによって月額費用が変わり、一番安いスマートフォンであれば月額330円で加入できるのはお得ですね。ただし iPhone は最低でも825円からです。

smartあんしん補償は「イエナカ機器補償」や「携行品補償mini」などさまざな特典はありますが、docomo 契約者でないと契約できない点、またスマートフォンの盗難・バッテリー交換などは対象外なのがデメリットですね。

スマートフォン購入から1年以内まで加入可能で、最大3デバイスまで保険でカバーでき、バッテリー交換の際にも保険対象となる「モバイル保険」の方が魅力に感じます。

まとめ – 携帯ショップの店員がdocomoのsmartあんしん補償を細かく分析した結果オススメできなくなりました

  • docomo の smartあんしん補償の月額料金は330円から1,100円。モバイル保険は700円
  • docomo の smartあんしん補償は docomo でスマートフォンの購入時、または docomo へ乗り換えから14日間のみ加入可能(docomo 機種以外の場合は制限有)。モバイル保険は機種購入から1年以内まで可能。

docomo でプラン料金や保険金などスマートフォンに関するすべての料金の支払いをされたい方、携帯会社スタッフのサポートが必要な方を除いて、月額料金、補償内容など総合的に判断して個人的には docomo の smartあんしん補償よりも「モバイル保険」がオススメと感じました。

冒頭でも説明していますが、僕はカナダの携帯ショップにて2019年から店員として働き、現在管理職のシニアマネージャーをしています。売上はもちろん大事ですがお客様に適切な商品を販売することを心がけています。仮に僕がソフトバンクで働いて、保険の加入を検討されているお客様が来店された場合、docomo でのサポートの必要がないと感じたお客様には「モバイル保険」をオススメします。

スマートフォンの保険の加入を検討している方は「モバイル保険」のサイトを一度確認してみてください。